お詫び
ここしばらくの間、「最近、思うこと」を更新できていません。
本当に申し訳ありません。
そのかわりと言っては何ですが、最近は可能な限り街頭に出て
様々な訴えをさせていただいています。
もし、街角で演説しているところを見かけられましたら、
お気軽にお声掛けください。
高校教育現場の苦悩
大学受験優先の方針の元で、卒業に必要な科目の履修漏れが全国各地の高校で発
覚しています。(35都道府県で254校。また、県教委などへの虚偽の報告を
している実態も明らかになりつつあるようです。)
思い返すと、私自身の大学受験を控えた頃は、必修科目の授業はあったのですが、
受験科目に関係のない授業は上の空の状態で、
内職と称して受験科目のテキストを読んでいたこともありました。
社会に出ると「高校教育は、受験中心の予備校的な場ではなく、広く教養を身に
つける場であるべきだ。」と理想的なことを言うこともできますが、
実際に大学受験を控えている学生たちは、受験に集中したいのが本音だと思います。
大学受験科目を見てみると、国公立大学のセンター試験は5教科7科目が原則、
私立大学は3教科が主流となっています。
一方、公立高校は、学習指導要領に従って、週5日制が導入されて授業時間が
減ったにもかかわらず総合学習時間も確保しなければなりません。
今回、全国で起こった履修漏れの原因のひとつとして、
学習指導要領と進学校の現場とのズレが大きくなってきていることが
あげられると思います。
この機会にもう一度、教育現場に沿った指導要領であったかどうか検討してみる
必要もあるのではないでしょうか。
大学受験終了後に未履修科目の補習をする予定の学校もあるようですが、
かえってその方が、学生たちが落ち着いて受験科目外の授業に向かうことが
できるかもしれません。
それにしても、受験勉強で一気に詰め込んだ知識は、なかなか身に付いていない
ものです。私自身は、きれいさっぱり忘れてしまいました。
それと同時に、受験の知識だけでは人として必要なものを学ぶことができないこ
とも当然のことながら経験していく毎日です。
生涯学んで行くことを思えば、受験はほんの一時のことですね。
2006年10月31日
日本の農業に思うこと
香川県の田園が広がる地域で街頭活動などをしていますと、
夕方には農家の方たちが田畑で作業をしている姿を多く見かけます。
暑い日中を避けて、幾分涼しくなる夕方に夏野菜の手入れや田んぼの
水加減や草抜きなどの作業をされているのですが、
こういった農家の方々に話かけて回っていると様々な生の声を伺うことができます。
後継者の問題や農作業は採算が合わないことなどです。
様々な理由から自分たちの世代で農家を終えようと考えている
高齢者の農家の方々が多い中、
サラリーマンを辞めて本格的に農業を始めようとしている若い世代に
少数ながらお会いする機会もありました。
ここに二つの表があります。
世界の食料自給率比較(カロリーベース)
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アメリカ
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119%
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フランス
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130%
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ドイツ
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91%
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イギリス
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74%
|
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日本
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40%
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農業所得に占める直接支払い(補助金)の割合
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アメリカ
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46.0%
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フランス
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52.0%
|
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ドイツ
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50.0%
|
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イギリス
|
71.0%
|
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日本
|
0.7%
|
|
日本の農業予算は、農林水産一般会計予算総額で2兆8310億円になりますが、
そのうち45%の1兆2617億円が農業土木などの公共事業費に使われています。
食料自給率を農業の活力とみなせば、農業の盛んなアメリカやEUと日本とでは
農業予算の使い道が大きく異なり、そしてそれらの間に強い関係があることが
うかがえます。
これまでのように農業予算の多くを土木費にばかり割いていては、
農家の将来の活力は失われるばかりです。
まじめに農業をしている農家や、品質の良い物を作ったり規模を拡大した農家に
補助金を直接支払いするなど、農業予算の使い道を変えていくことによって、
日本の農業を守り、私たちの毎日の食の安全を守っていかなければならない
と感じています。
農家で何十年も働いてきた方と話して別れ際に「娘さんは農家に嫁にやったらい
かんで。」と言われた言葉が胸にずしんと重くのしかかってきます。
私は、農家の祖父母に育てられました。農家に嫁に来た私の母の言葉のようにも
聞こえました。畑で勝手にもぎ取って食べた熟れたトマトの味は、最近出会えな
くなった気がします。
2006年08月07日
サクラサク
桜前線が近づいてきました。
「サクラサク」と合格通知がきた受験生もいれば、残念だった人もいる。
泣き笑い、そして別れと出会いの季節になりました。
今頃の合否はインターネットで見ることができるそうですが、
私が大学受験した頃は・・・
在学生のアルバイトだったのでしょうけど、受験後に合否通知を申し込んで家に
帰ったような記憶があります。
携帯電話もない頃で、合格発表の日は自宅で待機をしていました。
どきどきしながら、鳴り響く受話器を取ると「サクラサク」なんてしゃれた言葉
じゃなくて「おめでとうございます。合格です。」というストレートな言葉でした。
電話を切った後で「間違ってないだろうか。」と不安だったような記憶があります。
首都圏の私立大学に入学した新入生の家庭のうち22%の世帯が、入学時に借金
をしていることが東京地区私立大学教職員組合の調べで分かりました。その額の
平均が166万4千円で調べはじめた93年以来の最高額で前年よりも
6万6千円の増加だそうです。
自宅外通学者は受験から入学までに平均で214万3156円(前年比2%増)
の費用がかかり、そのうち6割が初年度の納付金だそうです。
その一方で、学生への仕送り額は5年連続で減って、87年時点の水準まで下がって
月額10万1400円となっているそうです。
家賃を差し引いた額を生活費とみなすと学生は一日1423円で暮らすことになる
計算になります。(朝日新聞3月14日の記事より)
少子化で大学全入時代が訪れているとはいえ、教育費の負担が重くのしかかっ
ていることが少子化の原因にもなっているというゆがんだ構造がみえてきます。
これまで大学というと受験生の立場でばかり(偏差値や学部など)見ていましたが、
子を持つ親となった今では、大学進学にかかる費用や生活費などが気に掛か
るとともに、県外の大学へ進んだ私に仕送ってくれた両親の思いをあらためて
感じることができるようになりました。
景気回復の兆しが見えはじめ、個人所得が少しずつ上がってきているとはいえ定
率減税の半減や年金の掛け金の引き上げで可処分所得は下がっています。
大学生への仕送りも引き締めざる得ないのも現状でしょう。
そんな中で、学生はアルバイトをしながら勉強をする。
それはそれで、大学だけでは学べないこと経験するいい機会にはなりますけどね。
なにはともあれ、新生活をスタートされる方々にエールを送ります。
ガンバレ。
2006年03月15日
高齢化した地域に必要な政治は?
香川で生まれ育った私は、少し雪が降り積もるとうろたえて
車で動くことができなくなります。
本当の雪の怖さを体験したことがない私は、
テレビのニュースで高々と壁のように積もった雪をみると
別世界のことのように思えてくるのですが、
大雪による死者が今日でとうとう80人になりました。
雪かきは経験したことがありませんが、相当な重労働だそうです。
高齢化した地方の人手不足を補うためのボランティアも、
雪かきの経験がないと危険なため受け入れることができません。
とはいえ、土建業者に依頼すると一日一人1万3000円もの費用がかかるそうです。
私は、災害の少ないと言われた香川で起こった、
一昨年前の台風による水害の日を思い出しました。
被害があった地域を見て声をかけて回っていると、
あるお宅で高齢のおばあちゃんが呆然とぬれた畳の上で何もしないで座っていました。
お話を伺うと「息子が来てくれることを待っている。」ということでした。
もし、近くに親類がいなければ一体誰が助けてくれるのでしょうか。
少子化が進み子供が少ない上に、
それぞれが離れて暮らしている家庭が増えています。
このままだと高齢者になった時に安心して住める住居や地域は
どんどん減っていきます。
「暮らしやすいところに引っ越しすればいい。」と片付けられる問題ではありません。
香川全県を見て回っていて「ここに住むのは相当不便だろうな。」と思うような
過疎地や瀬戸内の島々でも、
そこに住んでいるお年寄りは、当然のようにその一見不便に思える土地で
日々の暮らしを送っています。
大切なことは、そのような地域での暮らしを
政治がどのように守っていくかということだと思います。
台風被害から一年半以上たった現在でも
土嚢を積んだままの家々が島には残っていて、お年寄りの不安が見てとれます。
そして、一方では不自然なまでにどんな細い道でもアスファルト舗装された島内の道々。
これまでの政治は間違っていなかったのでしょうか?
誤った判断を続けていると、時代を超えて跳ね返ってきます。
政治が変わらなければいけません。
2006年01月12日
大増税時代の覚悟
政府税制調査会が所得税と個人住民税の定率減税を2007年に全廃することを打ち出しました。
つい2ヶ月前の9月に行われた衆議院の選挙において小泉さんは、
郵政民営化問題の一点張りで選挙を進め、それ以外の問題はうやむやなまま、
私たち国民には「増税はありません。」と言っていたはずですが、
景気回復を理由に廃止する方向へと向かっています。
仮にその案がそのまま実施されると、国と地方で約3兆3000億円の実質増税となり、
年収700万円の家庭(夫婦2人、子ども2人)では
1年に8万2000円も負担が増えることになります。
朝日新聞の世論調査では、定率減税廃止については賛成が21%で反対は57%でした。
国民のひとりとして「税金を納めることが損だ。」とばかりに反対することはできませんが、
私たち国民の57%がどうして反対しているかを知ろうとしなければならないと思います。
「景気回復基調といっても家計レベルでは実感がない。家計が苦しくなる。」
「これまでの税金の無駄遣いを政府は本気で正す姿勢がみえない。」
「子育て世代を直撃して、このままでは少子化にますます拍車がかかる。」
政府は、様々な反対理由に耳を傾け、国民を説得できるだけの準備ができているのでしょうか?
そして、増税議論は、まだ第一歩目でしかありません。
一体私たち国民は、最終的にどのくらいの増税を覚悟しなければならないのでしょうか?
国民も政府もこの現実から目を背けずに解決していかなければなりません。
2005年12月04日
消費税率12%〜15%
とうとう消費税率の引き上げについて具体的な数字が示されはじめました。
「2015年度に12〜15%」という紙面をみて将来に不安を感じたのは、
私だけでしょうか。
この消費税は社会保障目的税とされ、全額を年金や医療費に充てるそう
ですが、一律に食品や生活必需品にもこれほどの高税率を掛けられては
庶民の生活を直撃することは間違いないでしょう。
そんな中で、「たとえ負担が増えても社会保障制度の維持・充実を求める人」が
7割近くにのぼり、その傾向は70歳以上の高齢者よりも
20歳代の若い世代になるほど大きいとありました。
「本当なんだろうか?」何度も新聞を読み返しました。
20歳代の人の「たとえ負担が増えても」がこの12%〜15%の消費税を
予想しての覚悟なのかどうかは疑問に思います。
むしろ、「社会保障が破綻すると言われているけれども、若い世代の将来も
安心できるように保障して欲しい。」という気持ちのほうが強かったのでは
ないかと思うのですが…。
少子高齢社会をむかえるこの国では、増税の議論を避けて通ることは
できないと言われています。しかし、増税議論以前に納税負担する
国民と政府との信頼関係を築いていくことが何よりも大切です。
「税金の無駄遣いを納得できるまで削減してもらった上で、それでも必要なら
将来の安心のためには負担も覚悟しよう。」これが、一般市民の感覚だと思います。
国民負担ばかりを試算する前に、もっと深めなければいけない議論があると
思っています。
2005年10月26日
総選挙を終えて
総選挙が終わりました。
あちらこちらの選挙区で刺客や落下傘といった言葉が派手にメディアに流れた中での選挙でした。
民主党としては、逆風ともいえる中で、私自身もあちらこちらで街頭演説に立ちましたが、
あたたかい声をたくさんかけていただけました。
印象の通り1区では小川淳也さんが比例当選することができました。
また2区でも玉木雄一郎さんが本当に1ヶ月足らずの期間で善戦をすることができました。
確かに、全国的にみると民主党が大敗したことを重く感じ、
国民の皆さんの審判として真摯に受け止めなければなりません。
ただ、そんな中での世論調査で、「二大政党制を必要とする」と思っている方々が
66%もいるということは、民主党が「もう一つの選択肢としての方向性を
はっきりさせるべきだ。」と期待されているはずであると思っています。
100歳以上の高齢者が2万人を超えました。
本格的な少子高齢化時代を迎える今回の総選挙では、
本来、年金問題をはじめとする医療や介護などの社会保障制度の政策や少子化対策などに
もっと目を向けるべきであったと後になって思う時代が必ずやってくるでしょう。
2007年の夏、私が候補者となる予定の参院選挙があります。
日本の人口が減り始め、団塊の世代が退職をして年金を必要とする時代の選挙では、
ピントがずれることがない争点であって欲しいと思っています。
2005年9月15日
郵政民営化問題と衆議院の解散
郵政民営化問題を考えるために、香川の郵便局を自分の目で確かめようと、
この1ヶ月間、香川県中の普通局・特定郵便局の様子を一局一局みてまわりました。
香川県には普通局・特定局を併せて188局あり、瀬戸内に浮かぶ離島の局や、
周りにはスーパーやコンビニなどがない山間の局もありました。
地域に根付いた郵便局の存在意義と
郵便局を頼って生活をしている過疎地域での高齢者の方々が感じる郵便局がなくなることへの不安、
そして、そこで働く局長さんや局員のみなさんの仕事への誇りを感じた1ヶ月間でした。
郵貯・簡保の340兆円という大きな資金の運用法の是正が大切であることは確かですが、
地方の郵便ネットワークの維持もまた非常に重要な問題だということが実際に歩いてみてわかりました。
これらは一括りにして考える問題ではありません。
それぞれがどうあるべきかを、きちんと議論して正しい方向へ進めていかなければと強く感じました。
郵政民営化問題の混乱の中、突然衆議院が解散され総選挙となりましたが、
今回の選挙は郵政民営化の是非を問うだけの選挙とするべきではありません。
郵政の問題にしても、資金の無駄遣い問題と地域の郵便ネットワーク維持の問題という、
全く異なる問題をどうすべきかを考えなければなりませんし、
またそれ以外にも、以前より大きな問題であった年金問題を含む社会保障の抜本的改革、
日本とアジア諸国の外交、地方の景気回復、少子化問題など、
解決しなければならない多くの問題があります。
今回の選挙は、これらの問題を抱える日本の舵をどのようにとっていき、
日本の未来を作っていくのか、大きな選択を行う選挙だと考えています。
皆様の勇気ある選択をいただけるよう、微力ながら訴えてまいりたいと思います。
よろしくお願いします。
2005年8月08日
あれから1年
2004年7月11日が投票日でした。あれから、ちょうど1年。
あの暑い日に19万7370人の方々が、無名の新人である植松恵美子の名前を記してくださるために
投票場に足を運んでくださったのかと思うと、本当にただ感謝を申し上げるだけの1年間でした。
落選後、多くの方々から叱咤激励をいただき、時代が動くには時間が必要であることを実感しつつ、
その時間は決して無駄ではないことを改めて感じている日々です。
私自身の多くの足りない部分を、たくさんの方々とお会いする中で学ばせて頂きたいと思っています。
年金問題への不安や不満、イラクへの自衛隊派遣などが争点になっていた2004年の参議院選挙でしたが、
1年経った現在でも状況は変わらないままです。
何も分からずに飛び込んだこの世界。ただ、次の世代に胸を張ってこの日本を渡したい。
その想いと皆様のご支援を支えに、前へ進んでいきたいと思います。
応援よろしくお願いします。
2005年7月11日
子供を産み育てる
最近、児童虐待に関する本を2冊読みました。
1冊は、議員立法によって児童虐待防止法が成立されるまでの経過を詳細に記した本で、
もう1冊は、新聞記者が様々なケースで児童虐待を行った親や被害にあった子ども、
そしてそれに関わった児童養護施設の指導員等から聞き取り取材をしてまとめた本です。
ゾッとしました。児童虐待は、特殊な親だけが行うものであり、
「我が子をたたいて殺すなんて考えられない。」と思ってしまいがちですが、
実際は普通に思える家庭内で起きているケースがあるというのです。
例えば、仕事に追われて父親が不在がちの家庭で「母性神話」のプレッシャーに苦しんでいる母親の虐待も
報告されていました。
ゾッとしたのは、この母親たちの心理が分からないこともないからです。
私は、24歳でサラリーマンの夫と結婚し、25歳で娘を出産しました。
当時、実家から離れて、出張や残業の多い夫と赤ん坊の娘との3人だけで暮らす、
社宅での生活は下手をすると大人と会話をすることもなく一日を終えることもありました。
そんな環境でまかされた家事と育児は、主婦で母親である私の役目だと抱え込んでいたような気がします。
母親たちの間では「子どもの発達が早い、遅い。」などの情報が飛び交い、
子育ての経験がなく子育ての先輩である親が近くにいない者としては、
その情報に振り回されることもありました。
おおざっぱで「まあいいか。」と開き直る性格のせいで、たまたま迷路に迷い込むことなく、
なんとか過ごせた娘の乳幼児期を思い返し、ひとつ間違えればどんな親でも誤った子育てに迷い込む、
現代社会の構造の恐ろしさを改めて感じました。
「しつけ」と「虐待」の境目を越えてしまい、毎日のように報道される悲惨な事件。
2004年の児童相談所への虐待通告件数は2万4千件で、
10年前と比べると10倍以上になりますが、この数値も氷山の一角にすぎないと言われています。
2000年に成立・施行された児童虐待防止法は2004年に改正されましたが、
虐待を受けたと思われる子どもの迅速な救済には、不十分な点が残されています。
核家族化が進み、育児経験がない者だけで家庭を築いていく現代では、
法律の成立・施行だけではなく、各種施設や職員の増設増員、
そして核家族の中での育児に不安を感じている親たちのストレスを和らげる為にも、
社会全体ではぐくむ環境をつくっていかなければいけないと思います。
2005年6月22日
ノーネクタイって珍しい?
もうすぐ父の日ですが、ノーネクタイとノージャケットがトレンド?になりつつあります。
テレビでの国会中継を見つめ、「クールビズ」に違和感を感じながらも、
ついつい「似合う」「似合わない」と振り分けてしまいます。
当初、何を間違ったかクールビズによる経済効果がいくらになるかなどと報道されていましたが、
政府が提唱しているのは、経済効果を上げるためではなくて、地球温暖化防止のための運動であって、
冷房の温度をこれまでの平均26度の設定を28度にして、二酸化炭素の排出量を削減しようというものです。
実際のところ、このクールビスによる効果は、京都議定書での6%削減の目標からすると
0.1〜0.2%程度に過ぎないそうですが、環境問題は小さな積み重ねが大切ですから、
中央官庁や政界、経済界のリーダーが率先して、クールビズに励むのも良いと思います。
ただ、私は得意顔で、ノーネクタイ、ノージャケットを主張している方々を見ますと、
「今更、世の中にネクタイ着用で仕事をしている人がどのくらいの割合でいるだろう。
クレーン会社で育った私の周りではノーネクタイの人の方が圧倒的に多いですよ。」と言いたくなります。
工場や建設現場で働く知人やお風呂のスタッフにしてもお客様も、
ネクタイでジャケット着用の方が珍しい気がします。
その上、夫もIT業界に身を置いていますので、Tシャツにジーンズ姿での出勤は特別なことではありません。
もちろん、TPOは大切ですが。
ただでさえ国民の関心の薄い郵政民営化について、
国民が一番知りたい事項については踏み込んだ議論はされることなく、
「解散」をカードに駆け引きばかりが続いているノーネクタイ国会は珍国会として後世に残りそうです。
2005年6月08日
出生率1.28となって
人口を維持するには出生率(合計特殊出生率)が2.08を上回る必要があるそうですが、
戦後すぐには4.0を超えていたものが2004年には過去最低の1.28になることが明らかになりました。
昨日、国会議員として初めて産前休暇を取得した高井美穂さんのご実家にお邪魔してきました。
「ニュースになってますね。」という私に「普通のことなのにね。」とお腹に手を当てておっしゃって
いましたが、普通の事が難しい。
よく「お子さんは一人ですか?少子化を語るなら二人以上は必要ですよ。」などと言われる事が
あります。 私は、二人目の子供を産むのか仕事をするのか、二者択一を迫られた経験を持つ者として、
簡単に子供が産み育てられない環境や不自由さの改善を経験を通して訴えていきたいと思っています。
政府は少子化対策として保育所の整備や育児支援策をとってきたとされていますが、
効果が上がらないのは、やはり子育て世代の事情と政策との間にずれがあるからだと思います。
「近くに実家があるような子育て支援」、「お金のかからない保育施設や教育」など、
私の「こうやって子育てを支えてもらいたい」という思いは、多くの母親が求めている
支援と重なっているのではないかと思っています。
年金制度などの社会保障制度は世代間扶養ですから、出生率によって現役世代の負担が増減する
ことはいうまでもありません。
少子化は子供をもつもたないに関係なく私たち国民全体に関わる問題です。
2005年5月25日
列車脱線事故におもう
日本の鉄道は、時間に正確で安全だと思っていましたが、ひとたび事故が起これば、
あそこまでひどい惨劇になるとは想像もつきませんでした。
定刻までの遅れを取り戻すため、スピードを出し過ぎていたのか、
その他の要因が複合的に重なったのか、事故原因については、専門家の間で議論されていますが、
私の周りでは「公共の乗り物の安全性は当たり前のように信じて、
便利に利用していたけれど、こんなに危険が伴っていたのか。
毎日、通勤や通学で列車やバスを利用しているけど、大丈夫だろうか。」
という声があがっています。
正確な時間で運行することが当然のサービスとなっている公共機関ですが、
大勢の命を預かっていることが毎日の業務の中で忘れられがちであるような気がしました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
2005年4月27日
選挙に行こう
福岡2区、宮城2区での統一補選の投票日がいよいよ明日に迫ってきました。
どちらの選挙区も民主・自民候補が接戦と報じられています。
思わず私自身の投票日前の報道を思い出しましたが、今回の選挙は負けるわけにはいけません。
郵政民営化を最優先におく国民不在の小泉政権に対して、どのような判断を下すか、
選挙区の有権者の方々には、私たち選挙区外の声をも代弁するつもりで投票に行って頂きたいと思います。
参議院選挙の時、投票日が近づいた頃、マスコミ関係者の人から
「植松さん、相手候補は投票率が伸びなければいいのにと言っていましたよ。」と告げられたことがあり、
私は「それが、国政に携わろうという人の言葉なの?」と唖然としました。
「私は新人候補で政治経験はありません。でも、民主主義とは何かは知っているつもりです。
ひとりでも多くの人に政治に関心をもっていただいて、ひとりでも多くの人々が参加した選挙によって、
選ばれたいと思います。どうか、選挙に行ってください。」これが私の最後の訴えでした。
公明党の組織票を後ろ盾とする自民党にとっては、投票率が低ければ低いほど有利になりますが、
だからといって、投票率の低さを願い、ただ当選さえすればいいという政治家に日本の未来を託せません。
どうか、福岡2区、宮城2区の有権者の皆さん、選挙に行ってください。
香川県内にても、丸亀市の市長選、市議選の投票日です。
明日どのような判断が下されるのか見守りたいと思います。
2005年4月23日
ホリえもんの母になるためには
毎日のようにメディアに流れる堀江社長VS日枝会長の攻防をみているとドラマよりもドラマティックな
展開をみせていますが、それとは別の次元のところで堀江さんの著書「稼ぐが勝ち」が
30代40代の女性を中心に売れているそうです。
「どのように教育したら、子どもが堀江さんのようになれるのか。」を知りたいからだそうですが
確かに、会社を創業してたったの9年で資産2000億円を築いたスーパーな人ですから
我が子がこんな社長になってくれたらと思うのも無理はないかもしれません。
先日、「全国家庭教育フォーラム」で理学博士の秋山先生の講演を聴く機会がありました。
その中で、印象的な言葉に「教育の一番大切なものは、子ども達に志や夢を与えることである。」と
ありました。また「子どもは親の姿をみて育つ。」ともおしゃっていました。
確かに、堀江社長のサクセスは子どもたちに夢や希望を与える存在になり、子どもたちの目標に
なるかもしれません。しかし、一番近くで子どもたちのお手本になるのは身近にいる親たちであることも
違いありません。「子どもに勉強をしなさいという前に、親自身が努力できているか顧みることが必要。」と
言われた秋山先生のお話はごもっともです。
ダイエットと英会話が苦手そうなところぐらいがホリえもんと共通点の私は、娘にとやかく言う前に
自己反省の日々が続きます。
2005年3月14日
1億円!
今1億円といえば橋本元首相への日歯連のヤミ献金のことだと思われるでしょう。
庶民には縁のない大金が1億円だと思っていましたが、
私たちにも縁のある1億円の話がありました。
それは、社会保障に関する世代間での受益と負担の差です。
一世帯あたり生涯に政府から受ける利益と支払う負担の差し引きについて
60歳以上の世代では、5647万円の受益超過になるのに対して、
私たち30代は負担の方が743万円多く、20歳未満の世代は負担超過が
3952万円でその格差は最大で約1億円になるそうです。
ちなみに現在の平均サラリーマンの生涯所得が2億1500万円です。
毎年、ジャンボ宝くじを連番かバラかくよくよ悩んで買って、結局「そりゃあ、
当たらなくて当然。」とあきらめてきたけど、政府からの受益に1億円の差があって、
今の未成年者が黙ってあきらめなければならないのでしょうか?
未成年者は投票権もなく抵抗さえできません。私たちは子どもや孫たちに
どんな社会を残したいか、この子たちの気持ちも込めて活動をしていきたいと思います。
2005年2月18日
ゆとり教育と受験
娘の中学受験が終わりました。これまで忙しさを言い訳に子どもの勉強については、
あまり干渉してこなっかったのですが、受験日が近づくにつれて、
私や夫も仕事の合間にあらためて子どもの教科書や問題集に目を通すようになりました。
重い腰をようやくあげた夫は、教科書を数十年ぶりに手にとって一言「最近の教科書は、内容が薄いな。」
理数系の夫は以前より、理科や算数の授業時間を減らしたり内容を簡素化することは
将来の日本の技術者を育てることの弊害になると嘆いていましたが、
同じ頃、OECDの調査で日本の子どもたちの学力低下が発表されました。
「ゆとり教育」を推進した文部科学省の政策の誤りが指摘され、今後は学力向上路線へ切
り替え、義務教育の抜本改革に取り組むと言われはじめました。
賛否両論あるところですが、いずれにせよ、子どもたちの将来をよく考えて議論した上で
方向性を決めていかなければならない問題だと思います。
子どもを持つ親にとっては、「政策ミスでした。」ではすまされない気がしてなりません。
2005年2月1日
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